コミケお疲れ様でした

コミックマーケット3日間お疲れ様でした。
月猫通り、既刊新刊ともに売れて何よりですが、既刊が早々になくなってしまい本当に申し訳ございませんでした。

問い合わせのあった件をお応えいたしますと

月猫通り2138号 メタラブコメの号について
→まだ在庫ございます。ご注文の方は、 newmoon.teapartyあっとgmail.com(あっとを@に変換してください)までご連絡していただければと思います。部室に直接来ていただいても販売はできる…‥でしょうか? ちょっと上層部に問い合わせますのでお待ちください。基本的に過去号、各種在庫は割とございます。

既刊に関しては、これからも駒場祭や文フリで販売いたしますのでそこでもぜひ。ただどうしても持ち込みの関係上、新刊がメインになってしまうことはご了承いただければと思います。通販はきちんと対応いたしますのでそちらでお願い致します。

感想などつぶやいていただければ、勝手にツイッターアカがエゴサとかするそうです、怖いですね。ご意見ご感想どしどしお待ちしております。

(文責:FF5)
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魔術師たちの言想遊戯Ⅰ発売!!

お茶会会員である一橋鶫さんがこのたび作家デビューされました!
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タイトル:「魔術師たちの言想遊戯Ⅰ」
出版社:ファミ通文庫
発売日:2011年3月

発売日は3月となっておりますがすでに2/26日現在、店頭に並んでおりました。

タイトルにⅠと付いているからには今後も続いていくに違いないと期待しております。
よろしくお願いします。

(更新者:神木)

グラント・アレンのメイドミステリ訳した!だがしかし!

*いつもは誰が書くにせよ、会誌の紹介など会を代表しての文章ですが、今回は会員個人が書くエントリという形になります。

by 西崎諒

このエントリは新刊『月猫通り』2131号に載せた翻訳の宣伝記事なのですが、大きな訂正を含みます。

今回訳出したのは
Grant Allen,Miss Cayley's Adventures中の第一短編The Adventure of the Cantankerous Old Lady
原文はGutenberg Projectより

 紹介の前に訂正を書いてしまいます。

 まず一つ。目次、本文ともに邦題が『ロイス・ケイリィの冒険』となっていますが、当然The Adventure of the Cantankerous Old Ladyの訳題をつけるべきところです。文字通り訳せば『癇癪持ちの老貴婦人の冒険』になるでしょう*。
 二つ目です。目次に「本邦初訳」の文字が躍っていますが、WEB上で既に訳されている方がいました。もっと早く気づいていれば……。何たる不覚!リンクポリシーなど分かりませんのでページタイトルだけ紹介します。「ミステリーの舞台裏」さんです。グラント・アレンの他の短編も訳されています。
 以上二点訂正してお詫びいたします。

 さて、やっと紹介に入れます。と言ってもちょっとググって「ミステリーの舞台裏」さんで読んでもらえばいいだけの話なのですが(泣)。誰も読んでない短編の紹介というつもりもあっての翻訳ですから、たまには『月猫通り』の宣伝を離れてもいいでしょう。
 著者は『アフリカの百万長者』でクイーンの定員に選ばれてもいるグラント・アレン。世界旅行へ乗り出す若い女性ロイス・ケイリィが主人公の連作短編集からの訳出でした。

 第一短編は公園で旅行中の貴婦人に「メイドとして同行させてくれないか」と頼むところから始まって、貴婦人の巻き込まれたちょっとしたトラブル解決のために機転を利かせるといったほどの内容。ほとんどミステリーとは言えない内容なのですが、くるくるテンションが変わるケイリィ視点の語りがなかなか楽しい。面白おかしく描写しているかと思ったら、独りで興奮し始めたり、あるいは急に醒めてみたり。

 キャラの好感度フラグ管理が大変行き届いていたのも印象深いです。ケイリィは最初貴婦人に対してあまり良い印象を持たないのですが、ちょっとずつ肩入れしていく。トラブルっていうのも宝石を盗まれるとか盗まれないとかいう話で、ケイリィ的には「別に、貴族だしいいか」と考える選択肢もあるんじゃないか(そういう割とドライな感じのキャラなのです)、ってところなんですが、ずーっと貴婦人が宝石を大事にしてるところとか見てて、何となくほっておけない気がしていく。自分と似てるなぁって冗談めかして言ってみたりもする。貴婦人側も出会い頭にちゃんとフラグ立ててるし。何となく「小説のプロのお仕事」って感じがしたのでした。

 ミステリーだと思って(コージーミステリーだとすら思ってはいけない)読むときついですが、なかなかどうして面白い短編です。出版で訳されることはないでしょうが(笑)。だって半端だもの。あ、でも『アフリカの百万長者』が出ておまけでついたらいいかも知れないですね。まあそんな気の長いこと言わずに「ミステリーの舞台裏」なり原文なり、あるいは、『月猫通り』誌上の拙訳なりで是非とも目を通してみて下さい。

*"the cantankerous old lady"は登場人物に語り手がつけた渾名なのですが、渾名に相応しいキャッチーな訳語が思い浮かばず。苦肉の策として、訳文中では「癇癪持ちのレディ」や「気難しい老婦人」などと形容詞付きの名詞のようにバラバラに訳してしまいました。

(更新者:西崎)

シッピツガッシュクの秘密

「それじゃあみんな、行っくよー!!」
「うー、いきなりなんだよシャロー、ボクまだかまぼこ食べてる途中なんだけど」
「ネロ、今日は私たち四人で私たちの仕事ぶりを小説にしてくれた執筆合宿の様子を記事にするパーソナリティーの仕事をうけたでしょう?」
「ちぇー、ったく、いくらトイズが戻らないからって、こんな仕事受けなくたっていいじゃんかよ」
「……うぅ、恥ずかしい……」

「というわけで、さっそく行きますよ、コーデリアさん、ネロ、エリーさん」
「とか言ってもさー、いったい何を紹介すればいいんだよー」
「えぇと、ちょっと待ってね。あ、あったあった。ほら、ここに幾つか小説が載ってるでしょう? これは私たちの活躍の一部から生まれた作品なんだって。ほら、シャロが迷子を捜して森に迷ったあの時の」
「あー、四話ね」
「……うぅ、四話とか言っちゃ、だめ……」
「なんだよエリー、いいじゃん別に。で、続きはなんだって? コーデリア、その紙かしてよ」
「はい、台本だから、綺麗に使うのよ」
「わかってるよー、コーデリアはうるさいな。んでなになに? 毎回テーマを決めて、有志の会員たちが集まってそのお題に沿って小説を書くのが執筆合宿。でもって今回は『探偵オペラ ミルキィホームズホームズ』第四話のラスト十分あたりを、ミュートにして会員に見せて……小説を書かせる…………だって」
「わぁ、私と小衣ちゃんの大活躍シーンじゃないですか。わーい、バリツ、バリツー!」
「って、ちょっと待ってよ! これじゃあボクたちの出番が全然ないじゃないか。G4の馬鹿の方がよっぽど映ってるよ!!」
「あの時は、私たちずっとバナナ食べていたから」
「……お腹、いっぱぃ……」
「ずーるーいー、ずるいよ、シャロだけー!」
「ぶー、ネロだって私の分のバナナ残しておいてくれなかったじゃないですかー」
「ほら二人とも喧嘩しないで。とにかく少し小説を読んでみましょうよ」
(……………黙読……………)
「ふぅ、読み終わりました……って、なんか全然私たちの活躍と違うじゃないですか! バリツは、バリツはどこに行ったんですか!?」
「……落ち着い、て……」
「うわ、これは……ボク出番なくてよかったかもしれない
「よく考えたらミュートってことは、シャロの台詞も誰も聞いていないってことなのよね。だけどほら、良く見てよシャロ。物語とかシャロの活躍は、だいたいあってるわよ。これなんかどう?」
「うわーい、私がお星様になってます!……って、なんでですか~!」
「それにほら、こっちでは楽しそうに冒険してるわよ」
「わーい、これで私も立派なピオネールキャンプの一員です!……って、だからなんでですか~! だいたいピオネールって、なんなんですか!?」
「……これは……」
「もういーよシャロ。帰ろ、帰ろ。ボクお腹すいちゃったよ」
「うぅ、帰ってバナナ食べます」
「あ、シャロ! ネロ! んもう、しょうがないんだから」
「……どうする?」
「仕方がないから私たちも帰りましょ? もう時間もないって。あ、だけど待って。これを見ている人から二通お便りが来てるから、これだけ読んで終わりにしましょう」
「……うん」
「一人目は『13歳にして飛び級でハーバード大学を卒業、IQ1300の天才美少女と謳われたG4の頭脳』さんです。それではメールの方、読ませていただきます」
『小衣ちゃん言うな!!』
「……では、次に行きますね。次は『怪盗20面相』さんからのメールです」
『なぜこの美しい僕をこのような場に呼ばないんだい!? まぁいい今から行くよ!! さぁこの僕のビューティフォーォなボディを、とっくと見たまへっ!!』
「……うぅ、いやぁ……」
「早く行くわよエリー。ここはじきに崩れるわ」



「縛られた時の縄は食ったよ……」
「「「バリツ!!」」」


『進め、前進せよ!』 by 只野胡椒
『そして目的は果たされず』 by 楼堂舎
『Planets in Milky-way』 by 木曽ラト
(更新者:空空出雲)

『月猫通り』2130号「ドロシー・L・セイヤーズ 未翻訳短編1.5編」

『月猫通り』2130号にはドロシー・L・セイヤーズの未翻訳短編が1.5編(0.5というのは前後編の前編です(訳者のスケジュールがタイトで……))掲載されています。

セイヤーズと言えばイギリス本格ミステリ黄金期を代表する作家の一人な訳ですが、その本国での名声に比して日本での認知度は十分とは言えないかも知れません(あるいは更新者が不勉強なのか)。長編も多く、文庫の形で入手出来るピーター卿シリーズならばともかく、今回訳出したモンタギュー・エッグシリーズとなると読むのは容易ではありません。そこで当会の出番という訳です。

今回訳出した2編のあらすじです。

False Weight (錘がおかしい)
野次馬根性からホテルで起きた殺人事件に首をつっこむモンティ。被疑者が同業のセールスマンだと聞いて、嫌疑を晴らそうと意気込むモンティだったが、壊れたグランドファーザークロックはどうしようもなく彼の犯行を示唆していて……

Murder in the Morning (朝の殺人)
例によって、売り込み先で死体を見つけてしまったモンティは証言台に立つことに。特徴的なナンバーの車は誰もが覚えていたのだが……

「ひょっとすると世界で初めて使用されたかもしれないネタが炸裂する解決篇の掲載される次号を刮目して待て!」(『朝の殺人』訳者なかがきより)
更新者が読んだことあるものではアシモフが使ってたのぐらいですね(思わせぶりに。)

ところで、ここまでで「セイヤーズってもう版権切れているのかな」と気になっている方がいらっしゃるかも知れません。実際にはなかなかややこしいことになっています。詳しくは「ベルヌ条約」や「10年留保」で調べれば出て来ますが、今号の『月猫通り』にも色々と載っておりますので、翻訳に興味のある方は是非ご一読下さい(宣伝!)。結論としては、今回の2編は「1970年までに発行されたものは、その後10年間翻訳されなければ著作権が発生しない」というルールの適用範囲となり、めでたく本誌掲載となった訳です。モンタギュー・エッグシリーズの未訳短編が1.5編も読めるのは『月猫通り』最新2130号だけ!

Dorothy L. Sayers: The Complete StoriesDorothy L. Sayers: The Complete Stories
(2002/07/23)
Dorothy L. Sayers

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(更新者:西崎(あんまりセイヤーズ詳しくないのに翻訳とかしてごめんなさい。でもモンタギュー・エッグ初体験の方でも邦訳の載った古い雑誌を探すより↑の本を買う方が易しいかも知れないですよ。))
『月猫通り』最新刊
『月猫通り』最新2157号の紹介です。(頒価:600円)
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・特集
-[モンスター]
・テーマ小説
-「忘れもの」

・創作小説

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Author:新月お茶の会
東京大学の学生を中心とした文芸サークル新月お茶の会の公式ブログです。会誌『月猫通り』の情報や読書会の様子をお伝えしていきます!
過去号の紹介や会員紹介で内容盛りだくさんの公式HP「猫又通り」はこちらから
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